土地の広さや日照条件に問題さえなければ、
建てる家は平屋をオススメしているのですが、
その理由の一つがコスト面です。

ワンフロアで暮らすことが出来ることから、
無駄かもしれないものをなくしたり省いたりしやすく、
結果、その分のコストを落とすことが出来るからです。

まず、一般的に平屋は高いと思われていますが、
それは坪単価が高くなる　ためであり、総額ではありません。
なぜ平屋の坪単価が高くなるのかと言いますと、
家の屋根と基礎が増えるからです。
延床面積（総面積）が４０坪のお家で考えてみましょう。
平屋は４０坪の屋根と基礎が必要ですが、
総２階だと屋根や基礎は半分の２０坪になります。
この差が坪単価に反映されるわけです。
（この時、坪単価が２倍になるわけではありませんので注意して下さい）
同じ延床面積ならば総額も高くなりますね。
そのため、多くの方が平屋という選択肢を外してしまうのですが、

少し考えてみて下さい。
10個200円のたまごと6個160円のたまご
1個の値段は20円と約26円になります。
１個の値段は6個入りの方が高いのですが、総額は安いですね。
建物も同じです。
さて、たまご４個分、つまり
2階建てにはなくてはならないもので
平屋なら省くことが出来るものを考えていきましょう。

例えば、2階建てでは、
絶対に階段が必要になりますが、
平屋には階段は必要ありません。
そして、これだけで面積が2坪違ってくることになります。
（1・2階それぞれ2帖（1坪）ずつ）

また、2階建ての場合、
寝室や子供部屋を2階につくるし、
そうなれば,2階にもトイレが必要になります。

そして、それらの部屋に行くために
階段を上がりきったところから、
廊下が必要になるのですが、
この廊下は3〜4帖ほど必要になります。

その点、平屋にすれば、
この廊下をなくすことが出来ます。
もちろん、廊下をなくすように間取りを
考えないといけないのですが、
仮にこの廊下をなくすことが出来れば、
さらに3〜4帖減らすことが出来るし、
さらに、部屋が全て1階にまとまるので、
2階のトイレも省くことが出来ます。

そして、これら全てを合わせただけでも、
8帖（4坪）前後、家を小さくすることが出来、
その分コストを省くことが出来ます。

次に客間やプレイルームとしてつくる部屋を
なくすという考え方です。
平屋では、子供部屋が1階にあるので、
子供部屋を客間やプレイルームに兼ねて使えるからです。

仮に、この部屋が6帖（3坪）だとしたら
14帖（7坪）前後、家を小さくすることができます。

また、この部屋を無くさずとも、
10帖ぐらい欲しいかなと
思っていた寝室を6帖にすれば、

さらに、客間もいるし、
寝室も広い方がいいとなった場合でも、
6帖でつくろうと思っていた子供部屋を
4.5帖でつくるようにすれば、
2階建てよりも安く建てることが出来ます。

いかがでしょうか？

いくつか家を小さくする選択股を
お伝えさせていただきましたが、
これらを選択したことで、
あなたの暮らしの質は落ちてしまいそうでしょうか？

ならないですよね？
また、これらを部分的にではなく全て選択した場合、
暮らしの質は落ちてしまいそうでしょうか？

これらを全て選択した場合、
10.5坪減ることになり
2階建てよりも安く建てられるどころか、
むしろ大幅に安くすることが出来ます。

ということで、
考え方次第でコストは大きく違ってくる
ということを頭に入れていただきつつ、
無理のない予算で家づくりをしていただければと思います。

それでは、、、

株式会社アーキプラス
浜松市中区高町116-16
tel:053-525-8005

SIMPLE NOTEの資料請求は、