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- 2022.04.18 SIMPLE NOTE
- 収納について考える
日本の家屋の収納というと「押入れ」が思い浮かびますね。
海外に住んでいたとかでなければ、
だれもが一度は使用したことがあると思いますが、
大きなスペースのわりに使いにくい空間ですよね。
奥にしまったものは、なかなか取り出せないし、
押入れがある方のなんと9割の人が、
押入れの収納方法に悩まれているのだとか。
では、どうゆう収納が理想的なのでしょうか?
どれだけあってもいいと思いますよね。
しかし、実際のところは・・と言うと、
ただ単に収納の面積を増やしても、
それに比例して収納力が上がるわけでもなく、
また片付けやすくなるわけでもないと思います。
それどころか面積を大きくすると、
建築コストが上がってしまうことになるので、
コストを増やさずに収納を増やす方法を
知っておく必要がありますね。
床面積=収納量 ではない
例えば、幅も奥行きも
それぞれ91cmの収納と
幅が2倍で奥行きが半分の収納は、
いずれも半帖という広さになりますが、
収納力や使い勝手は同じでしょうか?
この2つの収納は、
床面積が全く同じですが、
前者よりも後者の方が、
使いやすい収納になり、多くの物を
収納しておくことが出来ます。
その理由は、「押入れ」と同様
あまり使わないものは奥に入れ、
手前になにかを置いてしまうんです。
わかっているけど、ついやってしまうんですよね。
奥の物を取ろうとした時に、
手前の物をいちいちのけないといけなくなるので、
奥の物は使う頻度が少なくなり、
タンスの肥やし状態になってしまうんです。
奥行きが浅い収納は、
手前になにかを置くことが出来ないし、
幅が2倍になったということは、
前者の収納の2倍多く、
物を陳列することが出来るようになります。
高さを有効的に活用すること
さらに、収納で大事なことは、
置場所を決めてあげることだと思います。
大人であれば、腰の高さから目の高さぐらいまでが
使いやすい場所。
ここによく使うものを収納し、
子供の目線は低いので、
子供の物は下の棚へ、
キャスター付きで引き出せるものに入れてあげると、
子供でもお片付けしてくれるのでは?
高い棚には、トイレットペーパーやティッシュのストック、
季節によって必要になるひざ掛けや
クッションカバーなど、かごや中が見える袋に入れて
収納すれば、落ちてきても危なくないし、
居場所を考えてあげれば、
片付けしやすく、また管理しやすい
収納をつくることが出来るようになると思います。
スペースがなくて収納しきれないのであれば、
物の量が多すぎるのではないでしょうか。
本当に必要なものなのか考え直すことも
大切だと思います。
物を出し入れするだけではなく、
家事をラクにする収納、楽しく過ごすための収納。
空間を使いこなす新しい考え方を取り入れて、
快適な暮らしを実現してください。
至るところに飾り棚をつくったり、
ニッチやカウンターをたくさんつくったり、
なくてもいい部材をたくさんつければ、
その分、掃除も大変になるし、
ゴチャゴチャした家になってしまいます。
キッチンの背面収納も
扉を閉めれば、
ゴチャゴチャを一気に隠すことが出来る
こんな収納も憧れですね。
是非、皆さんも機能的で美しいお家づくりを目指して下さい
それでは、、
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